
第11回
| 日時 | 平成20年5月31日(日) 13:30〜16:45 |
| テーマ | ちょっと知的に考える 「コミュニケーション能力」 〜そもそも、コミュニケーション能力ってどういうもの?〜 |
| 講師 | 長尾 素子氏 (拓殖大学 商学部 准教授) |
上司:長尾くん、例の件すぐに処理しておいてくれ。 部下:「すぐに」とはいつまでのことでしょうか。 上司:「すぐに」って、すぐだ!そんなこともわからんのかっ! ビジネスにおいても教育においても「コミュニケーション能力」が求められていますが、「コミュニケーション能力」とはどのような「能力」を意味するのでしょうか。 上記の上司と部下のそれぞれの「コミュニケーション能力」をどのように評価すればよいでしょうか。 問題があるとすればどちら側にあるのでしょうか。
ある人にとって「察する」能力であるとすると上記の部下は察しが悪く、「コミュニケーション能力」が低いと感じられるかもしれません。 また、別の人にとって「聞く」能力であるとすると、部下の質問の意図をきちんと聞かない上司に問題があると思われるかもしれません。 さらに、会議の場面なのか、アフターファイブの飲み会での会話なのか、場所や状況によっても求められる「コミュニケーション能力」は異なってくるでしょう。 本講座では、このように極めて曖昧に使われている「コミュニケーション能力」についての定義を、次のように分類をしながら、「コミュニケーション能力」とはどのような能力のことなのかを一緒に考えてみたいと思います。
さらに、日本人は他国の人々と比較すると、発信力が弱いと言われますが、それはなぜなのでしょうか。また、どのようにすれば送り手としての「コミュニケーション能力」を高めることができるのでしょうか。 これらの問題についても考えてみたいと思います。 |
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第10回
| 日時 | 平成20年2月24日(日) 13:30〜16:45 |
| テーマ | なるほど!面白い! 「異文化間コミュニケーション学」から見えるもの |
| 講師 | 守崎 誠一氏 (神戸市外国語大学 外国語学部 国際関係学科 准教授) |
これまで日本人は、人を論理的に説得したり、ものごとをわかりやすく説明したりする能力を あまり重視してきませんでした。 しかし、欧米では2400年前の古代ギリシアのレトリック研究の時代に遡ることができるほど、 一貫してそのような能力に強い関心を持ち続けてきました。 異文化間コミュニケーション学は、そのようなレトリック研究から発展したコミュニケーション学の 一分野として約50年前に誕生した新しい学問です。 異文化間コミュニケーション学は、効果的な「言葉(言語コミュニケーション)」や 「言葉以外(非言語コミュニケーション)」の使用について、 人間にとって共通する部分はどこなのか? それぞれの文化的に特有な部分はどこなのか? そして、 そのような文化による違いにより生じる摩擦を克服する為にどうすればいいか? といったことについて研究しています。 今後、文化背景の異なる人とのコミュニケーションの機会がますます増えることが予想される 日本人にとって、そのような異文化間コミュニケーション学の知識は、すべての人に身近で 必要なものだと考えます。 |
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第9回
| 日時 | 平成19年10月8日(日) 13:00〜16:30 |
| テーマ | 気づきから、『築き』のコミュニケーションへ 〜お互いを受け入れ、尊重しあえる関係に〜 |
| 講師 | 富岡美知子氏 (龍谷大学、近畿大学、相愛大学 非常勤講師) 異文化トレーナー |
コミュニケーションがうまくいかない状況のひとつに、優位と劣位の関係ができている時が あげられます。優位に立っている人から、偏見の目で見られたり、押さえつけられるように接して こられるのは気持ちの良いものではありません。 でも、自分自身も無意識にその立場に立ち、相手に悲しい思いをさせているかもしれません。 本講座では、優位と劣位のコミュニケーションを考えるために、「青い目・茶色い目」というビデオ (アメリカPBS制作)を使います。 16人の子供達が、白人vs黒人の人種差別を深く理解するために2日間の授業で実際に差別を する、差別を受けるという体験を通して様々なことを感じ、考えます。 そして、14年後の同窓会の模様も映され、この授業の効果が持続している事を証明しています。 このビデオは、優位の立場にも劣位の立場にも立てること、そして適切な研修を受けることが できれば、その両方の立場から抜けられることを示唆しています。 この事例を私たちの身近なケースに置き換え、どうすれば相手と同じ目線でものを考え、 またお互いを尊重しあえるようになるのか。人間の心理をアカデミックな視点から考えていきます。 |
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第8回
| 日時 | 平成19年8月5日(日) 13:00〜16:30 |
| テーマ | 女と男のコミュニケーション メディアリテラシーの視点から |
| 講師 | 諸橋 泰樹氏 (フェリス女学院大学文学部コミュニケーション学科 教授) |
私たちはテレビや新聞、雑誌などマスメディアから無意識のうちに大きな影響を受けています。 コミュニケーション研究は、対人コミュニケーション研究だけではなく、メディアからのコミュニ ケーション、そしてメディアの中に描かれているコミュニケーションも研究対象になります。 中でもメディア情報の中に表象されている女と男のコミュニケーションを読み解くことは、 私たちの日常的なジェンダー観やジェンダー関係を問い直し、よりよくしていくための大事な きっかけとなるでしょう。 本講座では、身近なテレビCMを用いて、メディアの中のジェンダーをワークショップを通じて 分析しながら、ジェンダー関係の問題点に気づき、互いが尊重し合ってゆくための実践のしかた や、メディアからの一方的なコミュニケーションに対してどう対応していくべきなのかを考えます。 |
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第7回
| 日時 | 平成19年6月30日(土) 13:00〜16:30 |
| テーマ | 論理的に考えるコミュニケーション術 「書き言葉のコミュニケーション学」 〜 表現よりも、人に対する思いやり 〜 TC理論にもとづいて |
| 講師 | 森口 稔氏 (広島国際大学国際交流センター 外国語教育研究室 准教授) |
難しい専門書を読もうとしているわけでもないのに、「わかりにくい」と感じた経験は 誰でも持っていると思います。 では、それは何故わかりにくいのでしょうか、また、どうすればわかりやすくなるのでしょうか。 この講座では、色々なマニュアルを作成するときに「わかりやすさ」をテーマに掲げる テクニカル・コミュニケーション(TC)という分野を紹介します。 この分野の主たる研究対象である「マニュアル」を通して、TC界がどのように「わかりやすさ」へ 取り組んでいるのかを見ていきます。 そこには、相手への思いやり、気配りなど、円滑なコミュニケーションをはかるためのヒントが たくさん詰まっています。 |
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第6回
| 日時 | 平成19年2月11日(日) 13:00〜16:30 |
| テーマ | 日本人の「あいづち」行動 言語と非言語コミュニケーションのなせるわざを極める |
| 講師 | 久保田真弓氏 (関西大学 総合情報学部 教授) |
私たちは、人の話を聞いているときに、何気なく「あいづち」を打っています。 相手が見えない電話口でも「あいづち」は打っています。 では、なぜ「あいづち」を打つのでしょうか。 自分のあいづちの癖をご存知ですか? 一般に、日本人は、アメリカ人より2倍も多く「あいづち」を打つといわれています。 そこに日本人独特のコミュニケーションスタイルが隠されているのです。 そこで、本講座では、日本人の日本語による会話の「あいづち」について、アメリカ人のそれと 比較しながら、「あいづち」の定義、機能、種類、頻度、などについてお話します。 さらに「あいづち」は、「うなずく」ことによっても同じ役割を果たすことに着目し、「あいづち」における 言語と非言語コミュニケーションの役割を一緒に考えてみましょう。 |
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第5回
| 日時 | 平成18年11月25日(土)13:30〜16:45 |
| テーマ | 人間の内面的コミュニケーションプロセスの本質を捉える 創造的遊びを通して、 自己の非言語的コミュニケーションパターンを発見しよう |
| 講師 | 北本晃治氏(帝塚山大学 心理福祉学部 助教授) |
人間が普段行っているコミュニケーションは、日常的には余り意識されることの少ない 個人内の感情や感覚レベルでの非言語的作用の上に成立しています。 そこで、このような潜在的なレベルで生じている、自己の非言語的コミュニケーションパターンとは どのようなものであるのかについて、気づきを深めることができれば日常での意識的コミュニケー ションのあり方も自ずと変化していきます。 本講座では、グループワークとしての創造的遊びを通して、他者を鏡とする対人関係の中に 現れてくるそれぞれの自己の非言語的コミュニケーションパターンを探り、それらを日常的な 意識的コミュニケーションにどのように生かすことができるのかを、一緒に考えていきます。 |
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第4回
| 日時 | 平成18年11月5日(日)13:30〜16:30 |
| テーマ | コミュニケーションのなかの「和み」 日本人としての豊かさをもう一度見直してみませんか? |
| 講師 | 今井千景氏(大阪大学・関西大学 非常勤講師) |
日本人的なコミュニケーションには、合理的な欧米のスタイルには見られない良さがあります。 それを顧みずして私たちは、円滑なコミュニケーションを考えられるのでしょうか? 私達の文化の原点にもう一度立ち戻ってこそ、知識や技術も活かされるのかもしれません。 日本人のコミュニケーションには「和む」という独特の持ち味があります。 西洋の文化にはない、日本人的な論理性という視点から、和みのコミュニケーションを 検討してみたいと思います。 |
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第3回
| 日時 | 平成18年7月9日(日)13:30〜16:30 |
| テーマ | 集団の思考力を最大に発揮する“対話的議論”の進め方 みんなで大笑いしながら最善の結果を導き出す、 そんな楽しい議論をしたことがありますか? |
| 講師 | 平安女学院大学 中澤美依氏 |
日頃の会議や話し合いは満足のいく結果を生み出していますか。 メンバーがそれぞれの思考力を最大限に発揮し、集団として最善の結論に到達するために 必要なのは、従来の互いを攻撃し合う“戦闘的な議論”ではなく、互いを受け入れ、支え合う “対話的な議論”なのです。 EQ(感情指数)の理論に基づき、参加するメンバーすべてが楽しく、創造力を発揮することの できる新しい議論のあり方を考えます。 |
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第2回
| 日時 | 平成18年2月26日(日)13:30〜16:30 |
| テーマ | 対人コミュニケーションをちょっと知的に探る 誤解や衝突のメカニズムって? |
| 講師 | 拓殖大学 長尾素子氏 |
対人関係を築くには、コミュニケーションが必要不可欠ですが、共通のことばを交わしていても、 必ずしも良好な関係を築けるとは限りません。難しいのはことばの背景にある「何か」です。 本講座でことばの向こう側にあるもの―ものの考え方や価値観、非言語といったことを中心に、 対人コミュニケーションについてちょっと知的に考えてみませんか。 誤解や衝突はどのようなメカニズムで生じるのかを知れば、無用の摩擦を避けられるかも しれません。 |
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第1回
| 日時 | 平成18年2月18日(土)13:30〜16:30 |
| テーマ | 異文化間コミュニケーションから見えるもの 他文化のコミュニケーションを知って 日本人同士のコミュニケーションがみえる? |
| 講師 | 神戸市外国語大学 守崎誠一氏 |
「外国人」とのコミュニケーションに必要な能力として、もっぱら英語をはじめとする外国語の 運用能力ばかりが注目されています。 しかし、単に外国語が使えれば効果的にコミュニケーションができるわけではありません。 本講座では、文化背景の異なる人同士が、効果的にコミュニケーションするために 何が必要なのかを異文化間コミュニケーション学の視点から明らかにしていきます。 |
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